スカーレット144話「閃きの風景」あらすじ

スカーレット144話は、タケシがアルバイトをしているところから始まります。タケシにとって通院と陶芸の研究に明け暮れる毎日の中で、外に出て働くことは大事な時間でした。

 

喜美子が自宅で窯焚きの準備をしていると、ダイスケとマナブが訪れます。二人はドナー探しがうまくいかない事を謝りに来たのでした。タケシのために出来る限りドナー探しも続けたい、何かをしてやりたいと言う二人に喜美子は十分にやってくれたとお礼を言います。

 

一緒に話を聞いていた八郎は二人にジョージ富士川の絵本を見せます。その本にはタケシが大切な人とどうやって一日を過ごしたいかが書かれているものです。タケシの望みは「いつもどおり」過ごすこと、それを見せた八郎は、二人に「頼むな」と声をかけ、二人は「はい」と答えていました。

 

その日、タケシはアルバイトの最終日でした。店主さんは「また元気になったらここに戻って来てな」とタケシに優しく声をかけてくれました。タケシは誰も居ない店内に向って、一礼をし、お店を後にします。

 

喜美子が窯焚きを始める頃、タケシが帰宅し、アルバイトを辞めて来たことを報告します。タケシは作品作りに今日から心新たにして取り組むことを喜美子に宣言していました。

 

タケシは工房に八郎が来ていることを知り、工房で作業している八郎に話しかけます。八郎は姉にお茶碗を作っていました。タケシは小さい頃にしか会っていない叔母をほとんど覚えていませんでした。

 

八郎は自分の事を息子のように心配する姉のために、お礼の器を作っていると説明します。すると、タケシも今の作品はお礼のつもりで作っていることを話しました。それは「元気です」と自分からみんなへのメッセージが込められているものでした。

 

再びダイスケとマナブは工房にやってきて、タケシを連れて大阪に遊びに出かけました。突然来た直子はタケシのためにスッポンを持ってきましたが、タケシが居ないため残念そうにしていました。

 

すると、さらにマナさんがタケシに会いに訪れます。タケシが居ないことを知りすぐに帰ろうとするマナさんを喜美子はすぐに三人は帰ってくると言って引き留め、夜はスッポン鍋を囲んでいました。

 

ダイスケやマナさんたちが帰った後、直子は余計な気を使うこともなく、タケシに症状の質問をしていました。タケシはそれには普通に答えていましたが、直子がマナさんとちゃんと付き合えと言い出すと困った様子で逃げるように部屋に引っ込んでしまいました。

 

喜美子の穴窯が終わり、喜美子は作品をタケシと八郎に見せます。10年以上もやってると炎や灰の流れが分かるようになり、その風景を想像して器を窯に配置していくのだと喜美子が説明すると、タケシは何かを閃きます。

 

すぐにタケシは自分の作品作りに取り掛かり、お皿を焼き上げました。溶けた油薬がひび割れの模様を作り、奥行きを感じるその表面は水が底にたまったような器に仕上がっていました。タケシがその器を日差しに照らして満足そうに見つめていました。スカーレット145話へ続く

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